STAR+ スタート | 岐阜のスポーツWEBマガジン PRE-OPEN!

STAR+ スタート | 岐阜のスポーツWEBマガジン

  1. HOME
  2. FOOTBALL
  3. FC岐阜 2014 J2 第2節 vsカターレ富山 マッチレポート
FOOTBALL

2014.03.12FC岐阜 2014 J2 第2節 vsカターレ富山 マッチレポート

毎試合が決勝戦

 

ラモス監督は開幕戦のあと、何人かの選手に訊いたという。なぜ落ち着きのない試合になってしまったのか、なぜ3点リードしながらも自分たちのプレイに徹することができなかったのか。

今年の初め、突如注目を浴びたチームは、開幕に向かい次第に大きな期待も集めだした。常連であったJ2下位からの脱出、上位進出、さらには優勝も…。その期待がプレッシャーとなり、もう何度も開幕を迎えている百戦錬磨の選手たちにも重圧としてのしかかった。勝ちを意識して試合に入り、優位に進めても勝ちたい気持ちが先走ったという。

その開幕戦と同じ状況となった立ち上がり。富山の攻勢に岐阜陣内で試合は進み、岐阜は落ち着かない展開。「気持ちが入っていないわけでもないし、受け身になったわけでもない」(宮沢正史)が、細かなミスが続き、なかなかパスが繋がらない。岐阜のセンターハーフは2人に対し富山は3人。富山の司令塔、白崎凌兵が下がってくると、中盤の中央で岐阜は人数が足りず、富山に簡単にパスを通させてしまう。

しかし、岐阜は早々に対応。高地系治、スティッペの両サイドハーフが、中に入り中央の人数不足を解消し、空いたサイドのスペースを積極的に使いボールを前に運んだ。33分、三都主アレサンドロのフリーキックをナザリトがヘッドで前に落とし、難波宏明が蹴り込んだ。「ゲームが止まった時が危険」(富山・安間監督)と警戒していた富山の思惑を上回るセットプレイ。三都主、ナザリト、難波。開幕戦の先制点と同じ選手を経由してのゴールだった。

岐阜の右側を中心にサイド攻撃を狙う富山に対し、「前を向いてプレイできた」(宮沢)とセンターハーフが落ち着いた状況判断で打開。長いパスで逆サイドに展開するなど試合の主導権を握った。後半に入り58分には、またも三都主のフリーキックで富山のオウンゴールを誘い2点目。

3点目は“魔法使い”高地の真骨頂。ディフェンダー2人を背負い、利き足の左足でパスを受けた高地がクルッと反転。そのまま2人を置き去りにし、もう1人をかわして左足で蹴ったボールは、相手キーパーの脇の下をかすめゴールへと転がり入った。ラモス監督が「岐阜の子供たちに見てほしい」と言った高地のテクニックを早くも披露することになった。

開幕戦と同じ3-0の状況だったが、そこからは先週とは違い「受け身にならなかった」(ラモス監督)。守りに入らず攻める姿勢を見せ続け、無失点で終え連勝。2試合が終わったところだが、チームは単独首位に躍り出た。

2戦目も開幕ゲームほどではないものの重圧はあったはずだが、焦ることなく落ち着いてプレイし、その課題に対しきちんと回答を出した。しかし、監督は手放しで喜んではいない。開幕戦どころではない、さらに大きくなるであろうプレッシャーを知っている。「いま一番注目を浴びているのは岐阜。だから毎試合が決勝戦のようなもの。それを怖がっていてはいけない、シーズンにはもっと苦しい試合が待っているのだから」

  • チェック

取材・文/STAR+編集部

ページのトップへ戻る