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2014.03.22FC岐阜 2014 J2 第4節 vs湘南ベルマーレ プレビュー

「勝ち続けるのは簡単ではない」
ホームでサポーターとともに、首位との「苦しい試合」を勝ち取る。

 

前節の山形戦で初黒星を喫したFC岐阜は、22日ホーム長良川競技場に、首位を走る湘南ベルマーレを迎える。

開幕2連勝の勢いそのままにアウェイの地に乗り込んだ岐阜だったが、山形に終始ペースを握られる展開となった。ラモス瑠偉監督は「自分たちのミスでやられたゲームで、もったいなかった。立ち上がりに相手にチャンスを与えてしまった。もっとできたということは選手たちも感じている」と悔しさを滲ませ振り返った。

それでも、「1点取られても2点取る姿勢は見えた。0-2になってからも慌てなかったし、受け身でもなかった」と選手の積極性に一定の評価を与えた。特に、自身初の3試合連続得点の難波宏明については「彼の魂が素晴らしい。できたらピッチにずっと置いておきたい選手」と絶賛する。

その難波は「チームは勝ってはいるけど、まだまだ。昨シーズンJ1にいた湘南との次戦や、力のあるチームとの対戦でどんなサッカーができるか、どんな結果を出せるかが今後重要になってくる」と湘南戦の重要性を口にする。

 

湘南は、開幕から山形、長崎、札幌と強敵相手に3連勝。昨季はJ1で3番目に多い失点数(大分67、鳥栖63、湘南62)で、無失点で終えたのは、第14節の仙台、第16節の甲府戦のわずか2試合しかなかった。しかし、今季はここまで無失点。愛媛からGKの秋元陽太、FC東京よりDF丸山祐市が、早稲田大学から三竿雄斗が加入し守備陣の底上げを図った結果だ。前線からプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪うと、一気にゴールに向かう「湘南スタイル」には、岐阜も苦戦を強いられるだろう。

守備だけでなく、前節の札幌戦ではDF遠藤航の攻撃参加から2得点が生まれている。両サイドからのクロスは湘南のストロングポイントのひとつだが、岐阜にとってはそこがまさにウィークポイント。実際に前節の山形戦の3点目も、舩津徹也の右からのクロスをディエゴに決められている。湘南1トップのウェリントンは空中戦に強くキープ力もあるため、そこに精度の高いボールが入れば失点に直結する。ボールの出所にプレッシャーをかけ、クロスを入れさせない守備が求められる。

「勝ち続けるのは簡単ではない。シーズンにはもっと苦しい試合が待っている」(ラモス監督)
首位との「苦しい試合」を勝ち取るには、サポーターの後押しが必要だ。

第4節 FC岐阜 vs 湘南ベルマーレ戦は、3月22日(土) 長良川競技場で13:00キックオフ。

 

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取材・文/STAR+編集部

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