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2016.02.27世界ジュニア女王に輝いた期待の新星  スキーフリースタイル日本代表 桐山菜々穂選手(ヒマラヤSNOWCLUB)

桐山菜々穂

スキーフリースタイル日本代表として、世界中を転戦する桐山菜々穂選手は、揖斐郡大野町の19歳。2012年大野中学校在学中にユース冬季オリンピックに出場するなど、早くから頭角を現し、昨年3月にはイタリア行われた世界ジュニア選手権で初優勝を飾った。この種目を日本勢が制するのは男女を通じて初めてで、2年後の平昌冬季オリンピックでの活躍が期待されている。

スキーのフリースタイル競技には、五輪でもおなじみのモーグルやエアリアル、スキークロス、スキーハーフパイプ、スキースロープスタイルの5種目がある。スロープスタイルは、ハーフパイプとともに、2014年のソチ五輪より正式種目となった比較的新しいスポーツ。どんな競技なのか、百聞は一見にしかず。まずはこの映像をご覧ください。

 

スキースロープスタイルは、金属のレールのようなジブと呼ばれる障害物や、ジャンプ台が設置されたコースをスキーで滑り、アクロバティックな技を行う。技(エア)の難易度や完成度、高さや全体の流れなどが採点の基準となる。モーグルとは異なり、タイムは成績に影響しない。予選2本、決勝2本を滑り、2本のうちの良い得点が採用され、順位が決定される。

ショーエンターテイメント要素が強く、エキサイティング。ジャンプ台から豪快に飛び上がる姿は爽快で格好良く、ソチオリンピックでも人気を集めた。

桐山菜々穂

 

高く、美しく。平昌へ翔べ

今シーズンの桐山選手は、1月22日から24日までアメリカ・カリフォルニア州のマンモス・マウンテンで開催されたワールドカップ(W杯)と、26、27日に行われたFISレボリューションツアーに出場。W杯では、大雪の影響でトレーニングが1日しかできないというトラブルなどが影響し、16位に終わったが、W杯後に行われたレボリューションツアーでは決勝に進み、5位に入った。

桐山菜々穂

2月18日に韓国で開催されたW杯第2戦は、2018年の平昌五輪で使用される予定の会場で行われた。「今までの出場した大会の中で、1番難しいんじゃないかと思うようなハードなコース」と桐山は、予選で17位に終わり決勝進出を逃したが、「2年後に必ずここに戻ってきます」と雪辱を誓った。

2年後、この「ハードなコース」で華麗に舞う桐山選手を楽しみに、今後の活躍を見守りたい。

桐山菜々穂

【取材協力】F&A(Fitness & Athlete Support System):http://fass-gifu.com/

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 取材・文/STAR+編集部

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