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2015.02.17JAぎふリオレーナ 「全員で全力」 2/15 vs仙台戦 マッチレポート

JAぎふリオレーナは、2月15日ホーム・JAぎふ アグリパーク鈴ケ坂アリーナで仙台ベルフィーユと対戦。前日の大野石油戦でストレート負けを喫したリオレーナだったが、この日は3-1で勝利し、観客席を埋め尽くした観客の声援に応えた。

JAぎふリオレーナ

 

リオレーナらしい戦いだった。
セットカウントは3-1だが、その内容を見ると22-25、25-20、25-23、27-25。両チームともに譲らず、1点を奪い合う接戦となった。その中で勝敗を分けたのは「攻めの姿勢」と「チームの一体感」だった。

”スロースターター”のリオレーナらしく、この日も波に乗り切れないまま第1セットを落とす。
セッターの正里菜は「1セット目は取れたと思う。相手をブロックで乗せてしまって、受け身になってしまった」と悔やんだ。

気持ちを切り替えて臨んだ第2セット、アリーナに気迫あふれる声が響いた。
「昨日はチームの雰囲気が悪いまま終わってしまったので、今日はそうならないよう、2セット目のスタートから声を出してチームの雰囲気を盛り上げた」と話す正のトスワークが冴え、リオレーナが主導権を握る。
「昨日はワンパターンになってしまい攻略できなかったので、今日は色々なコンビパターンで攻められるようにと考えていた。楽しかった」と笑顔で振り返った。

ph_reoreina0215_2

 

このまま勢いに乗るかと思われた第3セットは、サイドアウトの応酬で一進一退の展開となる。特に仙台のブロード攻撃には最後まで苦しめられたが、塚本尚子らリベロ陣が粘り強いレシーブと“声”で攻撃陣を援護した。
「スパイカーだけじゃなくて、後ろのリベロとかベンチが『ここが空いている』とか『フェイント』とか言ってくれる。その通りやって決まるので、”神の声”ですね(笑)。
決めた人だけの点数じゃなくて、ベンチやリベロ、全員が一個のボールにかかわって決められている。チーム一丸となって戦えたことが良かった」
攻守にわたり好プレーでチームを引っ張った中村早紀子キャプテンは、チームの一体感が勝因だと話した。

ph_reoreina0215_5

 

第4セット、序盤リオレーナは連続ポイントでリードを広げたが、あとがない仙台の粘りに徐々に点差をつめられる。
「点差が開くと、少しだらっとしてしまうのが上位チームとの差」(中村早)
すかさずタイムアウトを取った椿本真恵監督が「フェイントに逃げず、打って勝負!」と集中力を欠いたチームに激を飛ばす。

JAぎふリオレーナ

 

「監督からの指示もありましたが、昨日あんなふがいない試合をして、応援してくださる人から止められてもいいから思いっきり勝負している姿勢が見たいと言われた。止められたり拾われたりすることもあるかもしれないけど、思い切って勝負に行く姿勢を見せようと思って、思い切り打ちました」エースの大西悠加は思い切りのよいスパイクで得点を積み上げた。

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デュースまでもつれ込んだこのセット。最後は岡部彩香のスパイク、ブロックの連続ポイントで、接戦を制した。
「相手の4番のブロックが堅く、チームとして何度も止められていたが、(あの場面は)勝負だったので、思い切り打ちました。
(ブロックは)3セット目くらいから、人にあわせて飛ぶことができていた。思いっきり飛びました」

 

最後まで全員で全力で挑む。その姿勢が勝利を引き寄せ、見る者を魅了する。
「全員で全力で戦うというのが、今のうちのチーム力。今日はそれが形になった。残り4戦も全力で挑む、それしかないと思います」(椿原監督)

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次戦は、来週2月21日(土)美濃加茂市中央体育館プラザちゅうたいでPFUブルーキャッツ
(3位)と、22日(日)東美濃ふれあいセンターにてGSSサンビームズ(9位)
と対戦する。

JAぎふリオレーナ:http://www.jagifu.or.jp/volleyball/ 

 

※順位は2/15現在
※写真は1/25、2/15の試合のものを使用

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STAR+編集部

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