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2014.05.25FC岐阜 2014 J2 第15節 vsギラヴァンツ北九州 プレビュー

正念場

 

前節の岡山戦で今シーズン42試合の3分の1が終わった。ここまで5勝2分7敗と健闘をみせているFC岐阜だが、水戸、岡山でのアウェイ2連戦で連敗し16位と順位を下げている。

ここ3試合勝ちがない岐阜だが、課題は明らか。千葉戦以降、2失点、3失点、2失点と、3試合連続で2点以上の失点が続く不安定な守備だ。今節の北九州戦から京都、大分、磐田と上位チームとの対戦が続く「正念場」を迎えるだけに、守備の立て直しはもはや待ったなしの状況だ。

 

今節ホーム長良川に迎えるのは、プレーオフ圏内の4位につけ好調のギラヴァンツ北九州。
前節の群馬戦では、前半8分に先制されると群馬に主導権を握られ、全く思うようなプレーが出来ないまま前半を終えた。しかし、後半20分、右サイドの小手川宏基からのクロスを、ペナルティエリア内でFW原一樹が相手DFをブロックしてスペースを作りながら落とすと、走り込んできた風間宏希が決め同点。するとその直後の後半22分、カウンターから原のクロスを、小手川が相手GKの頭上を超えるループシュートを放ち逆転する。
内容的には群馬が上回っていたものの、わずか2分間で逆転し、そのまま2-1で勝ち切った。内容が悪くても我慢し、チャンスと見れば一気にスピードアップする。それが、現在4位にいる北九州の「強さ」だ。

特に、1点目のように、原がポストプレーで起点になることで、多くのチャンスが生まれている。ペナルティエリア内でタメを作って周りの選手を生かすプレーだけでなく、自らもここまで3ゴールと決定力も高い。CBの阿部正紀、関田寛士にとっては非常に厄介な相手となるだろう。
また、かつて岐阜に所属したFW池元友樹は4月20日の岡山戦以来6試合ノーゴールだが、対岐阜戦では3試合連続ゴール中と相性が良く、警戒が必要だ。

「ポジショニングなどのコーチングがもっと必要」とラモス瑠偉監督も指摘するように、北九州はこの2はトップだけでなく、中盤の風間や渡大生らがゴール前に入れ替わり入ってくるため、お互いに「コーチング」しながらの連携した守備が非常に重要になってくる。今週の練習で守備の連携がどこまで改善されているか。攻撃力のある北九州を抑えて、今後の戦いへの自信を手にしたい。

一方の北九州は15失点中の11点が前半の失点と、前半の戦い方には課題がある。前節も集中力を欠いた試合の入り方をし、8分に失点している。ホームの岐阜としては、先制して主導権を握りたいところだ。

 

攻撃では、難波宏明が好調をキープ、先発出場した8試合のうち6試合でゴールを挙げている。ケガからスティッペが復帰、サイドバックの益山司が難波のゴールをアシストするなど明るい材料も多い。
「相性」という意味では、昨季のホームでの対戦で、水野泰輔がプロ入り初ゴール決めている。開始直後のペナルティエリアの外からの鮮烈なミドルシュート、この試合は岐阜が3-1で勝利をおさめている。水野は今季まだ得点はないが、思い出の北九州相手に今季初ゴールを期待したい。

北九州とのリーグ通算成績は4勝4敗で互角。岐阜としてはやりにくい相手ではない。
「ホームでは負けないチームを作りたい」(ラモス監督)
ホームのサポーターの声援を背に、連敗を止め、上位との連戦に弾みをつけたい。

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取材・文/STAR+編集部

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