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2014.06.07FC岐阜 2014 J2 第17節 vs大分トリニータ プレビュー

自信を手に、連勝へ

 

「難波とナザリトの近くで高地に自由を与えるのが狙い」
ラモス瑠偉監督の狙い通り、ボランチに宮沢、水野、ヘニキの3人を据える4-3-2-1の新システムがピタリとハマり、格上・京都に2-1で勝利したFC岐阜。
「この試合勝ったのは大きい。少し自信になったのでは」とラモス監督が評価すれば、「自分たちがやろうとしているサッカーがある程度できたので、今日の勝ちはプラスになると思う」(三都主アレサンドロ)、「練習から攻撃が良かった」(川口能活)、「スカウティングを含めて狙いのあるサッカーが出来た」(宮沢正史)と選手もそろって試合前の準備を含めた手応えを口にした。今節はその自信を手に、3度目の連勝をかけ大分に乗り込む。

大分トリニータは、7勝5分4敗でプレーオフ圏内の6位につける。7勝のうちの6勝が大分銀行ドームでの勝利と、ホームでの戦いに絶対的な強さを誇る。前節もホームで、U-19日本代表・松本昌也の1点を守り切り、1-0で山形に勝利。シュート16本と猛攻を仕掛けた山形を、コンパクトな守備を武器に完封した。一方攻撃面では、ここまで複数得点の試合は2回しかなく、決定力に課題を残している。

岐阜は前節、難波宏明とナザリトの2トップが揃って得点、好調をキープしている。ナザリトにとって大分は、開幕前の別府キャンプ中に行われた練習試合でハットトリックを達成した印象の良い相手でもある。(試合は45分×4本を行い、岐阜が4-2で勝利)。先制逃げ切りの大分の必勝パターンに持ち込ませないためにも、岐阜としては早い時間に先制し主導権を握りたい。

京都戦では得点に至るまの過程にもチームの成長を見ることが出来た。1点目は左サイドバックの三都主アレサンドロのクロスを難波が、2点目は右サイドバックの益山司のセンタリングをナザリトが合わせた。サイドバックのクロスの精度の高さは岐阜の大きな武器の一つだけに、両SBの攻撃参加が得点に結びついたことは大きい。

また、難波のゴールをアシストした三都主へ絶妙なパスを供給するなど、MF宮沢の攻守における卓越したポジショニングも光った。宮沢にとって、大分は昨季まで6シーズン所属した古巣。「特別な思いがある。まだ元気にやっているところを結果で見せたい」と意気込む。

現在8位のジェフ千葉の勝ち点が24。勝ち点21の岐阜が3を積み上げれば、一気に一桁順位に浮上する可能性もある。
ラモス監督の求めるものは一貫して「3連勝」。
そのために、まずは大分から2連勝を勝ち取り、上昇気流に乗りたい。

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取材・文/STAR+編集部

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