2014　J2 第1節
2014/03/02 （日）　13:05K.O.　 長良川競技場　（11,069人）

ＦＣ岐阜　3-1　カマタマーレ讃岐　（前半1-0　後半2-1）

【得点者】
難波宏明（32分）
ナザリト（51分）
髙地系治（62分）

【スターティングメンバー】
GK：22　川口能活
DF：2　杉山新、35　木谷公亮、33　阿部正紀、11　三都主アレサンドロ
MF：28　水野泰輔、8　宮沢正史、10　美尾敦、6　髙地系治
FW：24　難波宏明、9　ナザリト

【サブメンバー】
GK：31　時久省吾
DF：4　田中秀人、17　野垣内俊
MF：16　スティッペ、27　太田圭輔、25　清本拓己
FW：29　田中智大

【交代】
58分　美尾敦　→　スティッペ
88分　宮澤正史　→　清本拓己
88分　髙地系治　→　田中智大

【監督・選手コメント】
＜ラモス瑠偉監督＞
ひどい試合を見せてサポーターに申し訳ない。もったいない試合だった。

（前半動きが悪かったのは）緊張だったと思うが、讃岐さんも入り方が良かった。ここ1、2ヶ月の間皆さんの期待がすごく大きく、ここ1週間くらい（選手が）プレーシャーを感じていて、難しい試合になると予想はしていた。前半は0-0で終われれば良いと思っていた。

でも、なぜ3-0になって自分たちのサッカーをやらないのか、3-1になって受け身になったのかに、とても腹が立っている。
せっかく点を取ったのに、これだけのサポーター、マスコミが来ているのに、なぜ自分たちのサッカーができないのか。3-2になっても、なぜもっと仕掛けて、もっとボールを回せなかったのか。ベテランが多いチームで、なぜ自分たちのサッカーが出来なかったのか。

この試合は次にはつながらない。選手が気持ちで負けていたら、監督は何も言うことはない。
相手は身体を張っているのに、自分たちは身体を張っていないし、セカンドボールも失い、裏のスペースも使われ、1対1が弱い。それはすべて気持ちで負けているから。讃岐の選手たちは凄くイキイキしていた。

（ナザリト選手は）やってくれると思っていた。力を持っている選手だし、難波とのコンビネーションも良かった。もっと日本のサッカーに慣れてきたら、ものすごい選手になると思う。たぶん半年で（他チームに）取られちゃうんじゃないかな（笑）
ナザリトが点を取ることをみんな凄く応援していたし、難波も最初の一点は俺が取るという気持ちを出していた。（難波選手は）練習後残ってシュート練習をしていて、ゴールする雰囲気があった。強い気持ちで臨んだ選手が結果を出したのは良かった。

開幕で勝利のプレゼントしたいと思っていたので、そういう意味では苦しい試合の中で勝ってよかった。でも、プロとしてはもっといいプレゼントが出来た。サポーターには、「つまらない試合を見せてごめん」と言いたい。これからも一緒に上を目指して、12番目の選手として一緒に戦ってほしい。次戦は、次のゲームにつながる内容にしたい。

＜川口能活選手＞
重要な試合で勝ててよかった。内容はまだまだ改善すべきところもあるが、よいスタートが切れた。

新しいチーム、初めてのJ2で、キャプテンという重責を与えられ、勝たなければいけないという、これまでに感じたことのない、新しいプレッシャーがあったが、試合が始まってからは落ち着いていた。

チーム全体の動きはよくなかったが、後ろから試合を落ち着かせようとした。讃岐は勢いがあり主導権を握られたが、最後のところでやられなければ良いと思っていた。

苦しい時間帯に、難波が点を取ってくれたのは大きかった。あのゴールでチーム全体が落ち着いた。
勝ったことで少し肩の荷がおりて、次はのびのびとサッカーを楽しみながら、勝ちにこだわっていきたい。

＜ナザリト選手＞
勝ってうれしい。開幕なのでミスがあったが、試合を重ねていく中で修正されていくと思うし、自分自身はベストを尽くした。

（ゴールは）先週（FKの）練習していて、ああいう形で試合が決まることもあるので、慎重に練習していた。（FKは）三都主選手と話をして、角度によってどちらが蹴るか決めている。１本目は三都主、２本目は自分の方が良いと思った。

今日は全体的にサッカーの内容が良くない中で、セットプレーから点を取れたことは良かった。今度は流れの中から取れるようにしたい。

＜難波宏明選手＞
立ち上がりは少し堅くなってしまい、それで相手にボールをもたれてしまった。
ゴールは常に狙っている。（ゴールが入ったときは）チーム全員で戦うという気持ちをみせるために、監督のところに行った。

相手に主導権を握られ、少しバタバタしてしまった。3点目を取る前から少しあぶないと思ってはいたが、3点をとって気持ちにゆるみが出てしまったのではないか。

後半、自分自身も少し落ちたが、チームとしてフィジカルが急激に落ちた。
トレーニングをもっとやるように、自分からアルタイール（フィジカルコーチ）に言います（笑）！

＜三都主アレサンドロ選手＞
今日の試合を楽しみにしていた。プレッシャーはあったが、その中でプレーするのは楽しい。こういう雰囲気の中でやれるのはありがたい。

立ち上がりは、相手のリズムになってしまった。我慢しなければいけない時間帯に失点しなかったのは評価できる。最初から自分たちのリズムでやれればよかった。両チームともにタメのないサッカーになってしまい、落ち着いてサッカーが出来ていなかった。

難しい試合の中で、セットプレーで点を取れれば勝つことが出来る。流れの中で点を取ることも、セットプレーで点を取ることもどちらも重要。1本目は自分が、2本目は右足（ナザリト）の方が良いと思ったが、結果的にもよかった。

今日は大勢の方が来てくれてよかった。もう一度来ていただいて、また勝利をプレゼントしたい。